2007年8月20日月曜日

妊娠中の禁煙の重要性。


妊娠中禁煙することの重要性について話してみたいと思います。妊娠中喫煙
することは絶対に避けなくてはならない理由は、喫煙が及ぼす悪影響が妊娠を
しているお母さんだけではなく、その子供にも及ぶからです。

妊娠中の喫煙が引き起こす病気はたくさんあります。代表的なものを挙げますと、
胎児が出生する時の低体重が挙げられます。

生まれて来る胎児の低体重化は、お母さんの妊娠中におけるタバコの量が多けれ
ば多い程進む傾向にあります。

お母さんが妊娠中に喫煙をして生んだ赤ちゃんとお母さんが妊娠中に喫煙をせずに
生んだ赤ちゃんとを比較すると、前者の赤ちゃんは後者の赤ちゃんよりも平均して
250グラムは体重が少ないということです。

また、妊娠中に喫煙をすることで、赤ちゃんの体重が低めどころか未熟児になって
しまう危険性も格段に高くなります。タバコを吸わなかったお母さんと比較しま
すと、喫煙したお母さんが未熟児を生んでしまう確率は2~3倍も高くなるそう
です。

被害は、体が小さく生まれてしまうという問題だけに止まりません。お母さんの
妊娠中の喫煙は、子供の知能の発達や体の発育にまで悪影響を及ぼします。

妊娠中の喫煙が上記のような病気を引き起こす原因は、喫煙により血管が細くなり、
その結果、本来は胎児に十分に行き渡るはずだった酸素や栄養分が行き渡らなく
なるためだとされています。

タバコの量にもよりますが、妊娠中喫煙によって、ひどい場合は流産になる
こともあります。早産等の起こる確率も高まると言われています。

妊娠中禁煙しなかったことで起こる確率が高くなる病気としては、他に
常位胎盤早期剥離(じょうきたいばんそうきはくり)というものがあります。
この病気は、出産時に胎児の娩出より先に胎盤が出て来てしまう病気です。
母体の血流の弱体化が原因と言われています。

この病気を引き起こしますと、赤ちゃんは仮死状態となり、最悪の場合は
死亡して生まれることもあります。

このように、妊娠中禁煙をしないことは非常にリスクを伴います。お母さんが
タバコを吸わないとしても、近くにタバコを吸う人がいればタバコを吸っている
のと同じことですから、妊娠中は十分気を付ける必要があります。
他人のタバコの煙を吸ってしまうことを受動喫煙と呼びます。

妊娠中における喫煙のリスクについて語って来ましたが、妊娠中でなければ喫煙
が問題ない訳ではありません。喫煙はガン等の大きな原因になりますので、
喫煙はしないのが一番です。

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