2007年8月20日月曜日

禁煙方法 in イタリア


禁煙方法にも色々あるのですが、今回はイタリアの禁煙方法についてちょっと
お話をしてみたいと思います。

イタリアの禁煙方法をご存知の方はあまりいないのではないでしょうか?
イタリアという国には他の国にはない独特な禁煙方法があるそうです。

元来、イタリアという国は、ヨーロッパにおいてタバコで有名な国と言われて来ま
した。

イタリアは、ヨーロッパの中でもタバコの値段が安く、また吸殻のポイ捨てに
関する規制等もなかったため、タバコを吸い易い環境にありました。そのことも、
イタリアをタバコで有名な国にした理由として挙げられそうです。

しかし、タバコの値段が安いことはタバコを吸う人の増加を生み、ポイ捨てに
関する規制がなかったことは、タバコに関するマナーを悪くさせてしまったようです。

そこで、この状況を何とかしようとイタリアは2005年1月にタバコに関する
法律を施工しました。この法律の名前を「新禁煙法」と呼びます。

今まであまりに自由にやらせていた反動のためか、「新禁煙法」の内容はとても
厳しいものでした。公共施設などの屋内で喫煙した場合は、27.2~275ユーロに
及ぶ罰金を科せられ、喫煙の際にそばに妊婦や子供がいた場合には、これらの
罰金の倍額を科すというものでした。

この27.2~275ユーロと言いますと、日本円換算で、約3500円~35000円にもなり
ます。倍額の場合は、7000円~7万円です。さすがにこのような罰金は痛いので、
この「新禁煙法」施行後、イタリアの人達は禁煙をいやがおうにもせざるを得なく
なった訳です。

この法律自体が、禁煙方法となっている訳です。日本のように禁煙ガムやニコチン
シールTTS等の禁煙補助剤を使用したり、意思を強く持つことも必要ないようですよ。
罰金を取られるという恐怖の方が喫煙したいという思いよりも勝るようです。

「新禁煙法」は心理学的な理論を応用しているものと言うことができるでしょう。
重度のニコチン依存症の人には、辛いかもしれませんが、この方法では驚く程の
効果があるそうです。

ある説では、ニコチンパッチ等の禁煙補助剤では、ニコチン依存を減らすこと
にはならないため、原因の根本的対処にはなっていないとされています。

一番良い方法は、タバコを見るのも嫌いになるような薬が開発されれば良いの
ですが、そんなものは開発できないんでしょうかね。

現状では、罰金という形で人々を脅かすのが一番効果が高いようです。

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